バルトーク ルーマニア民族舞曲(ルーマニア)
バルトークのルーマニア民族舞曲をお届け致します。
1棒踊り 2. 腰帯踊り 3. 足踏み踊り 4. 角笛の踊り 5. ルーマニア風ポルカ 6. 速い踊り
それぞれダンスからインスピレーションを受けて作曲された曲です。バルトークはバロック時代から近代の音楽までの影響を受けながら作曲をしていきます。
民族音楽の研究の為になんとアフリカのアルジェリアまで足を運び、バロックから最新の音楽、そして民族音楽や農民音楽の要素全てをバランス良く配合していったクラシックの作曲家です。
民族音楽を研究するうちに、ルーマニアの民俗音楽がハンガリーのものよりもはるかに多様性に富んでいると感じ、ルーマニアのトランシルヴァニア地方に魅力を感じていきます。トランシルヴァニア地方には何度も訪れ、録音し、リズム等を書き写しながらさらに研究を深めていきます。バイオリン、ギター、農民の笛、バグパイプ等の楽器の組み合わせが特に魅力に感じ、全てのクラシックの時代の要素を取り入れながら作品を生み出します。
(バグパイプ等はイギリスのスコットランドやアイルランドでも多く使用されております。)
こちらの曲は愛の挨拶やバッハの音楽の捧げ物と比べると、少し打楽器的要素も必要な曲になります。フランスの曲とも感じが違い、西洋音楽の基礎が構築される前の時代の民族的要素があり、基本的には勿論クラシック音楽なのですが、土臭さや民族的な独特のリズムも人気の一曲になります。
日本でも管弦楽版やピアノ版も人気で良く演奏されております。日本はお祭りに太鼓を良く使用する文化があるので、リズムの要素が強かったり土臭さがある曲がお好きな方が多いのかもしれませんね。
※演奏をお聴きになるには、3枚目の画像の「▶️」印をクリックしてください。