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ゴーベール・フィリップ 古代のメダル(フランス)

ゴーベール・フィリップはフランスのフルーティスト兼作曲家です。ドビュッシーやラベルの印象主義の響きを思わせる淡い響きを感じさせます。

ドビュッシー達の時代はサロンと呼ばれる上流階級の方達をおもてなしする客間で演奏する事が多く、当時の歌姫達が経営する事が多かったサロンに合う小品が流行りました。オーケストラと共に大曲を演奏する訳にはいかないので、サロン風と呼ばれる作品が多く生まれました。

貴族社会に対する反発のメッセージを取り入れた作品は多くの芸術家が作曲しておりますが、当時の貴族は様々な権利を持っていたので、芸術と密接な関係にありました。また、パリは日本の文化が流行り、ジャポニズムの影響を受けていきます。

ゴッホは浮世絵から影響された作品を生み出し、ドビュッシーの楽譜の表紙には葛飾北斎の絵が使用されております。日々使用するロングドレスは着物の影響を受け、ゴーベールの時代は貴族の意識が変化し、ファッションもコルセットやロングドレスから膝丈のドレス等が流行り、女性が動きやすい服装に変化していきます。

パリは、日々身近に楽しむファッションや画家が日本の影響を受け、その変化から印象派が生まれていきました。ゴーベールの曲も印象派の影響を受けています。印象派はフランスの国独自の文化になります。

演奏する曲は湖と妖精がイメージされた曲です。空気感ある軽やかなバイオリン、フルートとピアノの音色と共にパリのお洒落な雰囲気をお楽しみください。

※演奏をお聴きになるには、3枚目の画像の「▶️」印をクリックしてください。