エドワード・エルガー 愛の挨拶(イギリス)
イギリスは紅茶が有名ですが、1日7回も紅茶を飲む方がいらっしゃるとか。イギリスのお庭は、ガーデニングのセンスにこだわりがあります。イングリッシュガーデンは、わざと違う種類のお花を植えたりと、野原のような自然を意識した庭つくりと、リージェンシー様式という建築がイギリス独特の文化になります。
また、スコットランドやアイルランドの民族音楽や声楽から教会の音楽が発展した歴史もあり、合唱の文化も美しい国です。
エルガーは威風堂々という曲が有名ですが、歌詞の中に歴史を重んじる誇りを感じます。日本ではなかなか感覚がないのですが、イギリスにはプロムスという音楽祭があり、国民全員がこちらの歌詞を大合唱する事から、音楽の歴史や文化を大切にしている事がわかります。
エルガーの作品の中では、愛の挨拶も有名です。奥様への愛情を表現した曲になります。バロックは和声の響きが重要で、楽譜が数字のみ記載され、アドリブをしながら演奏していく事が多かった時代から、エルガーの時代はメロディーが大切になり、また代表作「威風堂々」とも雰囲気が違い、とても甘く、ロマンティックで可愛らしい曲です。ヴァイオリンとピアノの生の音色と響きをお楽しみください。
※演奏をお聴きになるには、3枚目の画像の「▶️」印をクリックしてください。